保険 アリコ ゼロから始めるマネー運用講座 忍者ブログ
個人投資家の皆様のお金の運用の考え方をシンプルかつわかりやすくお伝えすることを目的としたブログです。 特にこれから資産運用を始めようという方や、まだ資産運用を始めたばかりという方に有用な情報を提供したいと思います。
ADMIN | WRITE| RESPONSE
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ここのところ、日本企業による海外企業の買収が活発になっています。ここ2-3ヶ月間で発表になったものだけでも以下のような例があり、買収金額もかなり大きいものが目立っています。

・塩野義製薬: サイエル・ファーマ(Sciele Pharma, Inc.)
・キリンホールディングス: デアリーファーマーズ(Dairy Farmers)
・大塚製薬: インターファーマ・プラハ(Interpharma Praha, a.s.)
・三菱UFJフィナンシャル・グループ: ユニオンバンカル・コーポレーション(UnionBanCal Corporation)
・第一三共: ランバクシー・ラボラトリーズ(Ranbaxy Laboratories Limited)
・リコー: アイコンオフィスソリューションズ(IKON Office Solutions, Inc.)
・TDK: エプコス(EPCOS AG)

日本の優良企業の多くは財務体質が強固で豊富なキャッシュを保有していますし、高齢化や人口減などもあり日本の市場が今後急激に伸びる可能性は低いことから海外に活路を見出すのは当然の流れかもしれません。また、為替レートが円高になればなるほど海外資産は(円換算で)割安感が出てきますので、今後も日本企業による海外企業の買収活動が続くことも考えられます。
PR
今回は新生銀行の仕組預金:ニューパワード・ワンについてです。

ニューパワード・ワンは3年または5年満期の仕組預金で、新生銀行ウェブサイト(http://www.shinseibank.com/powerflex/newpoweredone/index.html)によると、ニューパワード・ワンについて以下のような説明がされています(なお、金利は2008年6月6日時点における数字とのこと)。
------------
メリット
・満期(3年または5年)まで『円』で資産運用。
・満期まで運用した場合、元本が保証されます。
・5年間(延長された場合)の年平均利回りが年1.08%(税引後 年0.864%)。
・期間延長の有無に関わらずお預け入れから3年後に当初3年間の利息をお受け取り。
注意点
・当行の判断で期間が3年または5年となります。
・期間延長の有無に関わらず原則として中途解約できません。
・お客さまのお申し出により中途解約された場合、元本割れとなることがあります。また、中途解約時の市場の環境等によっては大きく元本割れする可能性もあります。
------------

ここで整理して考えると、ポイントとしては、
・最初の3年間は利息年率1.00%で確定
・以降の2年間は利息年率1.20%。ただし2年間延長するかどうかは新生銀行側の裁量
・(おそらく)3年後における2年もの金利が1.20%よりも高ければ新生銀行は2年間延長を選択、低ければその時点で満期解約を選択
といったところです。

さて、この商品の金利は2008年6月6日時点における数字とのことですが、ちょうど近い時期に第11回個人向け利付国庫債券(固定・5年)の発行もされています。この個人向け国債の条件を見てみると、利率は年率1.22%でしたので、新生銀行のニューパワード・ワンよりも高い数字です。しかもこちらは3年後の金利状況によって償還されることもありません。もちろん発行体は国ですので現状ではデフォルトリスクも限りなくゼロに近いと考えて差し支えないと思います。

したがって、ニューパワード・ワンは個人向け利付国庫債券(固定・5年)と比較した際には以下の面で魅力的な商品ではありません。
(1)利率が低い
(2)新生銀行側に早期解約オプションがある
(3)中途換金性にも劣る

要するに、3年後の金利水準がどのようになっていようが、ニューパワード・ワンを購入するのであれば個人向け利付国庫債券(固定・5年)の方が魅力的であるということになります。

(なお、投資判断の一切については自己責任でお願いいたします。また、個人向け国債の購入を勧めるものでもありません。)
ポートフォリオのリスク調整後のリターンを表わす指標。シャープレシオがアップサイドとダウンサイドの両方を「リスク」と見なすのに対し、ソルティノレシオはダウンサイドのみを「リスク」と見なす。

数式としては、

(ポートフォリオのリターン-無リスク資産のリターン)÷ポートフォリオの下方偏差

で表わされる。



<金融商品を調べる>
・プレミアム・デポジット  ・パーカッション  ・ハイドン  ・パワーステップアップ預金  ・パワード定期  ・パワード定期プラス  ・パワード定期スリー  ・円活  ・エクセレントファースト  ・エクセレントファーストV  ・デュアルカレンシー・デポジット  ・カンガルー・デポジット  ・トリプル カレンシー・デポジット  ・ステップアップ・コーラブル  ・コイントス  ・エクセレントファースト  ・ラダリング円定期預金  ・円活  



ブログ内検索