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独立系の運用会社であるレオス・キャピタルワークス社が10月1日より直販型の投資信託「ひふみ投信」をスタートするようです。レオスの藤野社長は日本の中小型株投資を得意とされていることで著名ですが、レオス社のウェブサイトを見た限りでは、「ひふみ投信」は国内外の株式に投資を行い、ある程度キャッシュポジションを機動的に変動させるような投資信託のようです。

日本で直販型の投資信託といえば、さわかみ投信の運用する「さわかみファンド」が有名ですが、レオス・キャピタルワークス社の場合はもともと国内外の機関投資家や年金基金などといったいわゆるプロ投資家向けのファンドを行っていたのに加えて今回一般の個人投資家向けに直販型の投資信託を始めるという点が注目されます。

「ひふみ投信」の信託報酬は年率で1.029%(内訳は委託会社が0.945%、受託会社が0.084%)と、他の一般的なアクティブ型投信よりも比較的安い水準にあり、かつ買付けから5年以上継続的に保有されている受益権口数に対しては信託報酬を実質年率0.2%の割引、および10年以上継続的に保有されている口数に対しては実質年率0.4%の割引、となるようです(もっとも、運用会社としては、投資家にこの投信を5年間保有することによって得られる収入(信託報酬)は合計で約4.7%、10年間では約9.5%程度となりますので、多少信託報酬を割引いてでも長期間に渡って保有してもらった方がビジネスの観点からはありがたいわけです)。

ところで、プロ投資家向けの運用会社であったレオス・キャピタルワークス社がなぜ今回一般個人投資家向けの投資信託を始めるのかという疑問も沸いてきます。

ひふみ投信の公式ウェブサイトを見ると、「私たちは、公募投資信託の直接販売を開始するにあたり、「できるだけ安いコストで、幅広いお客様の資産形成を長期にわたって応援したい」という思いを強く抱きました。そしてお客様にとって、一本の投資信託に長期にわたってご投資いただくことが、目標とする資産を長期的に形成することにつながり、同時にこのような資産形成の方法こそが、投資信託を真に発展させて、社会・経済を豊かにする一つの道ではないかと考えました。」とありました。

これはまさに素晴らしい理念だと思いますし、一個人投資家としてはこういった独立系の運用会社が新たに公募投信を始める事を歓迎したいところです。
(一方で、レオス・キャピタルワークス社が提出した有価証券届出書を見た限りでは、会社としてのレオス・キャピタルワークス社の業績は、前期(平成19年4月1日から平成20年3月31日)は営業損失約1億62百万円で純損失約1億47百万円、前々期(平成18年4月1日から平成19年3月31日)が営業損失約19百万円で純損失約54百万円となっています。いわゆるプロ投資家からの資金が思うように集まらずに思うような信託報酬が得られず(場合によっては(成功報酬のあるロング・ショートファンドなどの)成績低迷によって成功報酬が獲得出来なかったといった理由もあるかもしれません)、レオス・キャピタルワークス社として個人投資家からの資金も集めることによって収益基盤を強めたいのではないかと思えなくもありませんが、これは邪推というものかもしれません…。)

レオス・キャピタルワークス株式会社公式ウェブサイト
http://www.rheos.jp/
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